メラニン色素
皮膚に含まれていて、色素を作る細胞メラノサイトにより、アミノ酸の仲間であるチロシンというものを原料として、メラニンを合成する酵素のチロシナーゼなどの作用により酸化重合されて作り出されます。
これにより、肌は黒くなります。
毛髪内にも同様にメラノサイトは存在し(毛母に存在)、
メラニン色素の量によって毛髪の色の濃さが決まります。
また、メラニン色素には種類があり、
ユウメラニン(真メラニン)
フェオメラニン(亜メラニン)
これら2種類のメラニンの量とバランスによって色が決まります。
ユウメラニンは、
黒から褐色
フェオメラニンは、
黄から赤色
赤毛の人は、フェオメラニンが豊富で、
黒髪やブラウン毛、ブロンド毛の人たちの間にフェオメラニンの量には大きな差がなく、
ユウメラニンの量の違いで、色が変わります。
ブリーチをすると、
黒髪の中からユウメラニンが壊されていき、
オレンジ色に、さらにブリーチをしていくと黄色に変わっていきます。
このように、毛髪の色を決める要素のメラニン色素は毛髪中のわずか4.5%ほどです。
これが0%になると白髪なのですが、
黄味がかった白髪はまだメラニン色素が残っているということになります。
メラノサイトを自由にコントロールすることができれば、
白髪にはならなくなるのかもしれませんね。
もしそんな薬が発明されたら、
お喜びになる方は大勢いるでしょう。
そんな薬が発明されるのは、
いつになるのかわからないので、
今は、髪にも頭皮にも負担がかからないような上質なカラー剤でキレイに染めるのが一番でしょう。
そして、どうせ染めるなら、ただ染めるだけでなくヘアカラーを楽しみましょう。
明るい色をキープしたまま白髪を染める方法もございます。
色々とご相談ください。
shelf オーナー
小泉 亮人
RYOTO KOIZUMI